前回の記事で環境分析を行ってきました。
世の中の変化や市場・顧客、競合はどんな訴求なのか、自社の強みや弱みは何か。
これまでの分析結果から、自社が差別化を図れるポジショニングを考えていきます。

STP分析

STP分析は、セグメンテーションで市場を細分化し、ターゲティングでその中から狙うべき顧客を定め、ポジショニングで競合他社との位置関係を決めるという流れで進めていきます。
市場を細分化した中で、どの市場を狙うかが一般的ですが、ターゲティングで顧客をイメージした方が分かりやすいと思い上記のように分析しています。

STP分析

市場で対象とする・しない、狙いたい・避けたい顧客、訴求すること・しないこと、のような分類でポジショニングを考えます。

4P・4C分析で具体的な価値を考える

ポジショニングが定まってきたら、次に売り手(自社目線)の提供価値と買い手(顧客)の目線を考え、打ち出し方を決めていきましょう。
顧客の抱く価値と提供する商品・サービス、支払うコストと提供価格、顧客との接点とチャネル、のように顧客との関係性を意識して具体的な提供価値を考えます。

4P・4C分析

どんな時に必要とするのか

さらに、顧客が抱える不安や疑問、課題を別途整理することで、対になる価値を考えられるようにします。

どんな時に必要とするのか

不安に応えるというイメージでサイトのコンテンツを用意します。
サイト制作に必要なコンテンツ、ページを整理するためにも分析があると意図が生まれますよね。

ポジショニングマップ

ハイファイブはウェブ業界の中で、サイト制作という市場に当てはまります。
制作業者の中で比較の軸を顧客の目線から、納期と品質、価格とオリジナリティと2軸で考えました。

マーケティングを大事にしてビジネス理解を得意としていますので、上記のような立ち位置で差別化を図りたい狙いです。
このようなポジショニングマップを作成すると顧客とのマッチングに活かせますし、社内でも事業の方向性を共有しやすいと考えています。

競合調査でいくつかの要素を比較して2軸とし、空いているポジションを探すようにしても考えやすいです。
POP(差異のない強み)とPOD(差別化ポイント)を軸として使っても立ち位置が分かりやすいですね。

次回は「キーワード分析」

ここまで環境分析や競合、自社分析を経て、どのような立ち位置の商品・サービスにしていくかを整理してきました。
サイトに掲載したいページも目星が付いてくる頃です。

次回は現状のサイトがどのようなキーワードで集客できているか、今度どのようなキーワードで集客したいか。
SEOにも役立つキーワード分析についてみていきたいと思います!