いよいよウェブサイト制作の実装部分に入っていきます。

ウェブサイトの設計の際はどんなページが必要になるか、サイトマップを作成して全体のページ構成を考えます。
トップページ、会社概要、サービス紹介、お問い合わせ、など基本的なページを挙げていきます。
事例紹介やブログなど、サイト運用に合わせた更新ページも思いつきますよね。

ウェブサイトの構成 – サイトマップの作成

スプレッドシートなどでまとめると分かりやすく、導線設計やCMSで機能的に実装する部分も同時に考えましょう。 サービスや商品の特長にあわせてページを追加していきます。

自分たちが発信したいことがページになりますし、ユーザーが求めるものをページとして用意する必要があります。 できるだけユーザーに寄り添ったページ構成にできると良いでしょう。
一般的なサイトという括りでは、ある程度同じようなページ構成になるのではと思います。

ハイファイブのページ構成

一般的なウェブサイトのページ構成

トップページ
└会社情報
 └経営理念
 └会社概要
 └アクセス
└わたしたちについて
 └わたしたちの特長
└スタッフ紹介
 └スタッフ紹介個別ページ
└サービス紹介
 └サービス詳細ページ
└お申し込みの流れ
└料金について
└事例紹介
 └事例紹介詳細ページ
└お客様の声
 └お客様の声詳細ページ
└よくある質問
 └よくある質問詳細ページ
└お問い合わせ
 └確認画面
 └送信完了(サンクスページ)
└資料ダウンロード
 └資料詳細ページ
└ブログ
 └ブログ詳細ページ
└サイトマップ
└プライバシーポリシー

こんなに盛りだくさんにはならないかもしれませんが、よくあるページを知っておくと制作が捗ります。

コンテンツを考えたページ制作

これまでの記事で何度も書いているように、ターゲットユーザーがどんな人で、どんな悩みや意図を持ってサイトに訪れるかを考えてきました。
何かしらの悩みや課題を持ってユーザーが訪れると想定し、ウェブページがその受け皿として整っている必要があります。

コンテンツはどのような情報があるべきか、簡単にはなりますが例を挙げていきましょう!

商品・サービスの紹介ページ

商品やサービスの紹介ページには、企業側から伝えたい情報が掲載されがちです。
商品スペックや他社との違いなどが主なコンテンツでしょうか。

ユーザーにとって必要な情報を考えてみるとコンテンツも充実していきます。

  • なにを解決できる商品なのか、どんな変化(ベネフィット)があるのか
  • 商品のスペック情報だけでなく料金表があった方が便利じゃないか
  • 使い心地のレビュー、お客様の声を知りたい
  • 作り手の思いやメッセージを掲載するのはどうか
  • 利用シーンや活用シーンを掲載して、どんな時に使ってもらいたいか掲載してはどうか

このように挙げていくだけでも、商品紹介ページでは商品の情報だけでなく「お客様の声」や「活用事例」などもコンテンツとして必要になりそうです。
独立したページがあってもいいかな、とページのアイデアも浮かんできます。

よくある質問ページ

よくある質問はしっかり作成するほどでもないと言われる傾向があります。
わりと簡単にするっと作成してしまうページです。

しかし、お問い合わせをするユーザーは何かしらの不安を持っているものです。
よくある質問は聞くほどでもないような小さな質問にも答えて、不安を少なくしお問い合わせをスムーズにする役割があると考えています。

  • お問い合わせの返事は何営業日でもらえるのか
  • 電話でのやり取りに対応しているか
  • 料金は明瞭か
  • 資料をダウンロードしたら営業されるのか

お問い合わせの際にユーザーから直接聞けた「問い合わせ前の不安」などは出来るだけヒアリングし、よくある質問をブラッシュアップしていけると良いですよね。

特にtoC向けや継続的に利用する商材では、よくある質問のようなカスタマーサポートは重要。
1ページで質問と回答を一覧を掲載するだけでなく、詳細ページを設け、CMSで追加、修正していける運用にするケースも多いです。

事前に解決ができればカスタマーサポートのコストも下がるので大事な施策になります。

資料ダウンロード

製品情報や会社概要などの資料ダウンロード、無料ではあるが個人情報の入力が必要になっていませんか?
商材によってはもちろんそれで問題ないと思いますが、誰でも資料がダウンロードできて、前向きな方はその上で問い合わせをしてくれます。
理想としては資料はオープンにして、しっかり情報を伝えたいですよね。

ハイファイブのウェブサイトではサービス紹介や会社概要の資料はスライドを埋め込んでいます。

資料ダウンロードは資料の作成自体が重たい作業になってしまって後回しになることも多いですが、広告用に展開したり一石二鳥、三鳥になる施策なので、ウェブサイトの制作の際には資料も考えていけると良いです。

ウェブサイトの制作は自社の強みや訴求を改めて考える機会になるので、せっかくなら横展開も考えましょう!

各ページのコンテンツ内容もサイトマップに

ページの構成をスプレッドシートにまとめたら、コンテンツも箇条書きで入力していきます。
見出し単位で構成だけ入力していくケースや文章までしっかり書きこむケースもありますが、基本的にはどんなページになるかが分かれば良いと思います。

コンテンツのポイント

ページの見出し構成なので基本的にはどんなコンテンツになるのかが分かるようにします。
その他には以下のようなポイントを書いておくと便利です。

  • このページはどこから流入するのか
  • このページは何を解決するのか
  • このページを見た後に遷移してほしいページ・してほしいアクション

特にしてほしいアクションは導線設計になるので大切です。

サイトマップ作成のポイント

サイトマップは人によってはページ構成が分かるだけで良いと思うかもしれません。
制作現場でも必要なページが把握できる資料かもしれません。

しかし、ページの役割やユーザー行動を考えておくと、ページの改善や見るべき指標が分かりやすいので、ハイファイブではしっかり目にサイトマップを作成します。

サイトマップに書いておきたいこと

  • 必要なページ構成(CMSのカンタンな設計も)
  • ページの内容(コンテンツを見出しレベルでも)
  • ページの導線(想定アクションやページの指標)

今回の記事ではサイトマップについてお伝えしました!
ページの一覧情報ではあるものの、しっかり考えておくとマーケティングにも制作現場でも重宝しますので、これから作成しようと考えている方もぜひ挑戦してみてください。

次回はランディングページのコンテンツについて考えてみます。
ウェブサイトにおけるランディングページは、トップページでもあり、商品ページでもあり、事例ページでもありますが、コンバージョンを目的としたページと位置づけ、どんなコンテンツを用意するか考えていきましょう!